3090 損得勘定

社会・政治・事件

先日の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件が、まだまだ尾を引いている状況で、さらにロシア大統領が、北方領土に、歴代大統領として初めて足を踏み入れるというニュース。

人にしても国にしても同じだと思うが、どんな背景があるにせよ、行動には理由があるし、損得勘定が働くものだ。

中国が事件を受け、さまざまな対抗措置を取り日本を翻弄したのも、ロシアが日本の警告を無視し、すぐ日本と首脳会談をする予定があったにもかかわらず今回の行動に出たのも、そうすることが得策だと考えた結果…ということになる。

つまり「日本という国に対して何も期待していない」もしくは「影響が小さい」と考えたということになる。

逆に日本にとってはどうか? やはり困るのは、むしろ日本なのかもしれない。中国・ロシア両国は市場としても魅力的であろうし、中国に対しては労働力の供給源として、ロシアに対してはエネルギーの供給源としても重要と考えいたはずだ。

いずれに問題も、このまま、うやむやになるまでの持久戦になるのだろうか?その方が日本にとって得策だと考えるならば、それでもいいけど、中国やロシアのように損得勘定だけでは動くことはできないのだろう。

領土問題は難しい。

Posted by ろん