2236 新橋と巣鴨

物思いに耽る(雑感)

いよいよ参院選挙も大詰め。


今日の新橋駅前

世論の動向を伝えようと、ニュースなどでも街頭インタビューなどもやっているが、ちょっと気になることがある。

たまたま自分の見る番組だけなのかもしれないが、インタビューする場所にかなり偏りがあるということだ。

“都会のサラリーマン”というと、たいてい新橋駅前で、“お年寄り”っていうと巣鴨地蔵通り商店街ばかり出てくるような気がする。

でも、ほんとこれでいいのだろうか?

確かに新橋は典型的な日本のサラリーマンが集まる場所で夜にはちょっといっぱい…というオヤジたちが繰り出してくるし、巣鴨はお年寄りの原宿と呼ばれるようになってから久しい。

けれど、それはあくまでそうした人たちが多く集まる場所ということだけであって、日本を代表する意見を持ち合わせているというわけではない。

なのに、ここで撮られたインタビューが繰り返し放送されると、あたかも、国民の意見がこれらに集約されているような錯覚を覚える。

もちろん、これは錯覚だ。

似たような人たちが多く集まるということは、逆に言えば、偏っているとも言えるわけで、こうした意見を聞く時には、十分気をつけなければならない。

さらに、たいていは放送するマスコミの偏向も加わってるから、マスコミを通じて世論を知るというのは、とても難しいことなのだ。

Posted by ろん