2435 若者の海外旅行離れ

社会・政治・事件

外国人観光客数が増加しているのとは対照的に、海外に出掛ける日本人の数が低迷しているそうだ。特に若年層でその傾向が顕著なのだそうだ。

なぜ若者が海外に出ないのか-。推進委の沢辺宏推進室長は「パソコン一つで世界中の情報が楽しめる。『頭の中の旅』が新鮮さを奪った」とみるフジサンケイビジネスアイ/キャッシュ

うーん。果たしてそうだろうか?
すぐにパソコンに責任を押しつける発想は相変わらず。海外旅行に魅力を感じなくなったのは事実だろうが、その理由はパソコンではないだろう。むしろパソコンを使いこなせる若者こそ、海外旅行に行く率が高いとすら思う。

僕が初めて海外旅行に行ったのは、大学生の時だったから、まぁかつては一般的な海外旅行デビュー?か。出張を除けば十数年間で4回渡航した。いずれの時もそれなりにいろいろ準備して大変だったけど、収穫は大きかったと思う。行ってみなければわからないことはいろいろある。行ってみて初めて知ることもたくさんある。

いまとなってはなかなか行くのは難しいけれど、若いうちにもっと行っておけばよかったなんていう気もする。

いまの若い人たちは、お金を出してまで、苦労してわざわざ言葉の不自由なところに行く意味がない程度にしか思っていないのではないだろうか。海外旅行なんて行っている場合ではないなんていう若者もいるだろう。

かつて、「日本も知らないのに、海外に行くなんて…」と思っていたことがあるが、むしろ海外に出掛けることで日本をあらためて知るきっかけにもなる…なんてことが海外に行ってみてわかった。それをしらないなんて、もったいないとすら思う。

たとえば初めての海外旅行に限って、国か地方自治体もしくは旅行業界が、大幅な補助なり割引なりをしてみるのはどうだろう。補助する側の負担は小さくないが、若者に対する“投資”という意味では、結構効果があるのではないだろうか。

Posted by ろん