「アクアマリンふくしま/ふくしま海洋科学館」見学

旅行・見学・イベント

2007年10月20日アクアマリンふくしま ふくしま海洋科学館へ。

福島にこんな水族館があるとは知らなかった。

さまざまな大漁旗がはためいていたのは「小名浜国際大漁旗デザインコンペ2007」というイベントによるものだった。大漁旗をデザインするって、新鮮な感じがする。

海や生命の進化などの展示に続き、上のフロアに上がると、植物の生い茂っていた。福島県の山や川といった自然を再現したもので、コケまで生えていて、ずいぶんリアルだった(…というか、本物なんだけど)

もちろん、海の魚や動物たちの展示も充実していて、いくら時間があっても足りない感じだ。


伝馬船シミュレーターなる展示は、古くから伝わる伝馬船を、文字通り漕ぐシミュレーションができるようになっているものだ。

…はずなのだが、実際に試させてもらったのはいいのだけど、係のおじさんには漕ぎ方を教えてくれただけで、シミュレーション機能は使わせてもらえなかった。いってみれば、ただ漕ぐだけだった。

それでも漕いでみると、意外と楽しく、本当の船で漕いでみたくなった。でも腕が痛くなった…


シミュレーションやってみたかったな

手首の返しが難しい

そして、ここで最も圧巻だったのが、目の前に現れた、イワシの大群だった。その数、実に2万匹!これほどたくさんの魚の群れを目の当たりにするのは、もちろん生まれて初めてだった。

この水族館は、黒潮と親潮の潮境(潮目)がテーマということもあって、巨大な水槽も2つに分かれている。この三角のトンネルは、かなり珍しいのだそう。

また、暗くてうまく写らなかったが、世界で唯一のサンマの展示も見どころのひとつ。泳ぐサンマを見ることのできる。季節柄?美味しそうに見えてしまった。



水槽の底から、にょきにょき生えているような生き物…チンアナゴというらしい。ムーミンに出てくる、“にょろにょろ”みたいな感じで、見てて楽しい。

そのちょっと変わった名前は、顔が犬の「チン(狆)」に似ているかららしい。

ここでは魚たちを眺めるだけではなく、実際に手に触れたり、遠くから眺めたりするだけではなく、顕微鏡を使ってみるなどの経験もできる。いくつかある顕微鏡のなかで、「本日のプランクトン」っていうのを見たら、喫茶店にありそうな「本日のコーヒー」というのを思い出した。

ここに来る前、ホームページをちらっと見る限りでは、特に変わった“目玉”の展示があるわけでもなさそうだったので、実はそんなに期待していなかった。

でも、見終わったとき、これまで水族館では経験したことのない豪快展示や体験ができたこともあって、とても満足することができた。

Posted by ろん