1810 昨日の二番搾り

定点観察

イスラム教の預言者であるムハンマドを風刺した漫画が新聞に掲載され、イスラム教社会を混乱に陥れた事件。各地で大きな騒動や暴動が発生した。あの暴動自体まったく理解できないというわけではない。もちろん風刺されたからといって暴動を起こしていいはずはなく、風刺画とは全く無関係な人が騒動に巻き込まれケガをしたり命を落としたりしている。

この問題は「風刺画を描いた側」と「風刺される側」のどちらも問題で、少しでも相手の立場や状況を理解したり、相手の気持ちを思いやる気持ちがあれば、そもそもこうした風刺画が外に出ることはなかったはずだし、仮に一部が表に出たとしても、もう少し自制した運動になっていたことだろう。

昨日の二番搾りは、自分の仕事に対する最近の取り組みや考えについて書いたのだが、この内容について、ある人から指摘を受けた。「これを読んだ人がどう思うだろうか?」 昨日の内容についてはあまり詳しく書くわけにはいかないが、この話を読んで、少なくともいい気分はしないだろう…ということ。

昨日の話の冒頭では「仕事上でのおつきあいがある方は、読まれない方がいい」と書いたし、特定の相手のことを書いたわけでもないのだが、粗め手読んでみると、僕と同じような仕事をしている方々や仕事上につきあいのある方々にとって確かに気持ちのいい話ではなかった。もちろん、僕のサイトなのだから好きなことを書いていいとは思うけど、それもある程度の許容範囲というものもあるように思う。

風刺する側とされる側の例を引き合いに出すまでもなく、とかく自分の思いばかりに目が向いてしまい、関わってくる人のことまで意識が及ばないことがある。ちょっと反省。指摘してくれてありがとう。

ただ自分の考えや思いまでも曲げる必要もないと思うので、昨日の二番搾りは当分の間、欠番としておいて、ある程度時間が経った段階で改めて、当時の気持ちとして掲載しようと思う。いいんだか、悪いんだか…。

Posted by ろん