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龍的思考回路/定点観察

2008年11月19日(水曜日)

3258 思考が検索に置き換わっている

1.定点観察 — ろん

いま図書館で借りた「検索バカ」という本を読んでいる。この本のタイトルを見ただけで、ハッとさせられたことがあった。

インターネットの普及で、考える前に検索して済ませてしまうことが多くなっているのではないかという指摘だ。

インターネット、そしてインターネットに接続できる携帯電話の普及は、それこそいつでもどこでも検索することを可能にした。それは、日頃、さまざまなことを疑問に持つ僕にとって、モヤモヤとした状態からすぐに抜け出せる夢のような環境だ。

しかし、疑問に思ったらすぐに検索してしまうことで、その間には、考えるというプロセスがないことになる。

もちろん、考えたって知らないものは知らないということもあるだろう。でもそうした、ちょっと考えるという段階を踏まないということ自体、些細な問題ではないような気がする。

パソコンが日常の道具になってから、漢字が書けなくなってしまった人は少なくないはずだ。それは漢字を書くという行為が、パソコンに置き換わってしまったのが原因だが、それと同じで、思考が検索に置き換わってしまうということは、単に漢字か思い出せないのとは、次元の違う問題のような気がするのだ。

2008年11月18日(火曜日)

超高層ビビル

110-建築・芸術・都市, 5.龍的書店 — ろん

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中谷 幸司

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2008年11月17日(月曜日)

3257 ご自宅用ですか?

1.定点観察 — ろん

「ご自宅用ですか?」

ときどき買い物のレジで聞かれる言葉だ。この言葉はどういった基準で使われているのだろう? おそらくは贈り物用とかプレゼント用という問いの対になる言葉のはず。穿った見方をすれば、

「まさか、これをプレゼントになんかしないだろう?」
(・・・他人に送るようなモノじゃないよなぁ・・・)

なんて思われてる可能性があるということである。だとしたら、なんだか悲しい。どういった基準で聞くのか聞いてみたいけど、さすがに聞けない。

逆だって同じだ。

「まさか、これを自分で使うなんてことはないだろう?」

考え過ぎか?

まぁ、冷静に考えてみると(冷静でなくてもたいていわかるか?)、そもそもこの問いは、商品の包装の仕方をどうするかを聞いているのであって、使い道を聞いているのではないのだ。だとしたら・・・

「包装はいかがなさいますか?」

という問いかけの方がふさわしいような気がするが、どうだろう?

2008年11月15日(土曜日)

3256 ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

1.定点観察 — ろん

国立西洋美術館
国立西洋美術館

譲ってもらった鑑賞券で「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」という展覧会に行ってきた。

ヴィルヘルム・ハンマースホイは、19世紀末のデンマークの画家だ。近年、世界的に再評価が高まっているとのこと。今回は日本で初めての回顧展となったそうだ。もちろん、僕も鑑賞券を譲ってもらわなければ、行こうとも思わなかったかもしれない。

コペンハーゲンは2年前に行ったことがあるということもあって、街の様子を思い出しながら鑑賞した。

フェルメールを思わせる写実的な室内表現に特徴があるという彼の作品は、背を向けた人物が多く描かれたり、風景や建物を描いた作品では徹底的に人物を登場させないなど、独特の世界が描かれている。

旧アジア商会
旧アジア商会(1902)

そして、どの絵にも共通しているのは、表現されているのは“静けさ”のみだということだ。絵全体が静寂さに包まれている。人物が登場する絵も、絵を見る者からの会話を拒絶するような雰囲気。

「3人の若い女性」という作品は、3人が同じ絵に収まる・・・つまり空間を共有しているのに全員がよそよそしく、心理的な接点を持たないように見える。もしこの場に居合わせたとしても、声を掛けづらそうだ。

3人の若い女性
3人の若い女性(1895

でも、絵全体で醸し出す不思議さは、見る者を惹き付ける。絵は見る者を突き放しているのに、なぜかその絵のことが気になってしまうのだ。

ひたすら、女性(妻)の後ろ姿ばかり描いているし、モチーフになった自宅のドアもしつこいくらいに描き続けている。相当なこだわりがあったのだろう。同じような絵でも、同じ構図でもモチーフやドアの取っ手が意識的に省略されてたり、椅子やピアノの脚がどう見ても足りなかったり、影の伸びる方向が一定でなかったり…と、“単純な絵”で終わらせないのは、ハンマースホイの計算によるものだろう。

室内、ストランゲーゼ30番地
室内、ストランゲーゼ30番地(1901)

ただ、絵のタイトルには、あまりこだわりがなかったようで、「室内」とか「室内、ストランゲーゼ30番地」といった、あまり考えてないようなものも多い。タイトルが同じなので絵を特定しにくい。そもそも、ここでいう“室内”というのは、なんてことはない彼の自宅だ。

室内、ストランゲーゼ30番地
背を向けた若い女性のいる室内(1904)

ふだん僕が絵を見るときには、絵の中の光景を想像して、そこから何か読み取れないかを考える。しかし、先述のように、彼が不必要と判断したモチーフは徹底的に省略されているため、読み取るための手掛かりがないのだ。おそらく、そうしたことも彼の狙いだったのではないかという気もしてくる。

先述のように、あらためて評価が高まっているというのもわかる気がする。今回の展覧会で初めて知った画家ではあったが、予想以上にとても満足できる内容だった。

2008年11月14日(金曜日)

3255 青い東京タワー

1.定点観察 — ろん

会社からの帰る途中、写真を撮っている人たちがたくさんいたので、その方向を見てみると、いつもの東京タワーが、なぜか青い。

はて、今日は何かのイベントだったか?と調べてみたら、世界糖尿病デーの啓発活動の一環として、今日に限り、東京タワーを青くライトアップしているということがわかった。

ブルーサークル“Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズと、国連や空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」を使用した通称“ブルーサークル”が、世界糖尿病デーのシンボルマークとなっている。

現在、日本人の約820万人が糖尿病であることを強く疑われ、糖尿病の可能性がある人を含めると約1870 万人もいるという。総人口の10%以上だ。そして40
歳以上になると、実に約3人に1人が糖尿病の疑いがあると言われている。

糖尿病になると完治しないとか、人工透析をし続ける必要があるとか、ひどい状態になると、失明や手足の切断といった大変なのに、ごく身近なありふれた病気になっているのだ。

多くの場合、ふだんの生活習慣を気をつけるだけで避けられるということを考えれば、もっと真剣に意識するべき病気なのだろう。

青い東京タワーなんて、そう滅多に見られる姿ではないので、ちょっと近くまで見に行ってみることにした。

青く浮かぶ東京タワー

強力なライト

ライトアップは大展望台から上だけだ。なんだかボーッとタワーが浮かび上がっているようで、妙な感じだった。東京タワーからちょっと離れたところに、ライトアップ用の照明が並んでいる。ここから上までよく光が届くものだと関心してしまう。

ちょうど東京タワーでは、クリスマスツリーとイルミネーションのイベントをやっているということもあって、近づくにつれて見物客の姿がどんどん増えていった。展望台に上がろうとする人たちの行列もずいぶんと長くなっていた。

東京タワーのクリスマスツリー


東京タワーのイルミネーション 東京タワーのイルミネーション
東京タワーのイルミネーション 東京タワーのイルミネーション

糖尿病の広がりと病気の怖さ…、そして、青とイルミネーションの美しさ…

ものすごく“落差”みたいなものを感じた。青い東京タワーが訴えかけている呼びかけに、ほんの少しでも気付いて欲しいなぁ…なんて思いながら、東京タワーをあとにした。

増上寺から見た東京タワー

・・・東京タワー好きの絵梨那さんは、間違いなく行ってるだろうなぁ。

2008年11月13日(木曜日)

3254 立ち位置

1.定点観察 — ろん

定期的な会議や打ち合わせ。参加者の顔ぶれが変わらない場合、座るところは同じであることが多い。だから、意地悪?して、あえていつもと違うところに座ると、誰もが戸惑うのだ。

決まりになってないけど、暗黙のうちに決まっているということだ。

こんなことを思いだしたのは、バトミントンの“オグシオ”こと、小椋久美子と潮田玲子が「コンビ解消」というニュースを見たからだ。

コンビ?

まぁ、ダブルスだから、コンビでもいいんだろうけど、なんだか違和感がある。他の記事を見たら「ペア解消」と書いてあった。これならしっくりくる。コンビじゃ、まるでお笑いだ。

コンビのお笑いと言えば、ボケとツッコミの役割分担も含めて、“立ち位置”というものは厳密に決まっているような気がする。おなじみの立ち位置をキープすることで、見る側が落ち着いて見ることができるというものだ。

そういや、記者会見時のオグシオの立ち位置もいつも同じだな…なんて思った。お笑いじゃないんだけど。双子の女優、マナカナはどうだろう? たぶん同じだ…と思う。

マスコミからの指示か、それとも会議の席順と同じように自然とそうなったか?

まぁ、どうでもいいんだけど。

2008年11月11日(火曜日)

3253 今日は新宿

1.定点観察 — ろん

新宿超高層ビル群

今日は、研修のために久しぶりに新宿にやってきた。

来るたびに、超高層ビル群に圧倒される。

そして、また、いつの間にか新しい超高層ビルがその姿を現した。

モード学園コクーンタワー

モード学園コクーンタワー

このコクーンという言葉は、東京近郊では、渋谷のBunkamuraシアターコクーンや、埼玉のコクーン新都心でに使われていることもあって、いまいちピンとこない。ただ由来が、コクーン(cocoon)、すなわち繭(まゆ)のことだと聞くと、たしかにそんな感じがする。

ビルは10月31日に竣工したばかり。ビルの名の通り専門学校が入居するため、きっと一般の人は入れないと思われるが、先週オープンした地下の書店には入ることができる。研修の昼休みの時間、特に用事はなかったが、店内をウロウロしてみた。かなり広い。

研修が終わって、新宿駅に戻ると、あたりはすっかり暗くなっていた。

もう11月も中旬にさしかかり、少しずつ年末モードに突入している感じがする。毎年恒例となった、サザンテラスのイルミネーションも先週から始まったようだ。

サザンテラスイルミネーション サザンテラスイルミネーション

あぁ追い立てられるようこの感覚…このまま、クリスマス、そしてお正月と、あっという間に時が過ぎてしまうと思うと、恐ろしさすら感じてくる。

2008年11月11日(火曜日)

3252 会計の基礎知識を学ぶ

1.定点観察 — ろん

今日は研修のために新宿にやってきた。

研修は「会計の基礎知識」というもので、会社で会計に関連する言葉が出てきても、わかっているようでわからない言葉が多かった。会計は、なんだか取っつきにくい感じがして、見て見ぬ振りとは言わないけれど、半分“聞き流して”いたかも…。ということで、会計に関わる事柄を体系立てて勉強することになった。

研修会場には20数人ほどの人たちが参加していた。参加者の年齢層は幅広い。

「貸借対照表」は資産をどれだけ持っているか?ということを、「損益計算書」は、一年間のお金の使いっぷりがどうだったか?ということを表したものだと教えられたが、なるほどそう言われるとよくわかる。

丸一日の研修の最後に、一緒に参加している人たちと、これまで学んだ知識を使って演習問題を解く。これが結構難しかった。

同年次における財務データを構成比で表した一覧が示され、次の6企業がどれに当てはまるかを当てるという問題。

  • 日本オラクル
  • JR東日本
  • デニーズ
  • 花王
  • 日本通運
  • 伊勢丹

本当はA~Fまで挙げられていて、そのどれかに当てはめるという問題だがここでは、これまで誰も外したことのないという部分を例に挙げてみる。上記の6企業のうちのAとBは、どの企業か? この2社は、かなり特徴的な財務内容なので、ある程度、財務諸表が理解できる人や企業の業務内容がわかると簡単にわかる。

答え

貸借対照表
(総資産および負債資本合計を100とした構成比)

 
[資産の部]
  流動資産 95.3 5.3
  固定資産 4.7 94.7
  資産合計 100.0 100.0
[負債の部]
  流動負債 27.6 16.6
  固定負債 0.0 63.9
  負債合計 27.6 80.5
[純資産の部]
  資本合計 72.4 19.5
  負債資本合計 100.0 100.0

損益計算書
(売上高を100とした構成比)

売上高 100.0 100.0
売上原価 40.3 67.1
  売上総利益 59.7 32.9
販売費及び一般管理費 25.2 15.0
  営業利益 34.5 17.9
営業外収益 0.1 1.0
営業外費用 0.0 7.4
  経常利益 34.6 11.5
特別利益 0.0 4.2
特別損失 0.0 4.1
  税引前当期純利益 34.6 11.6
  法人税等 14.2 4.8
  当期純利益 20.4 6.8

なかなか興味深く、有意義な研修だったと思う。

2008年11月10日(月曜日)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

100-コンピュータ, 5.龍的書店 — ろん

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2008年11月08日(土曜日)

3251 駅からハイキング・・・杉並

1.定点観察 — ろん

あまり天気は良くなかったが、数少ない都区内での開催ということもあって、駅からハイキングに参加してきた。

出発は西荻窪駅。降りるのは初めて。あいにくの雨ということで、参加者も少な目。

どの道から歩いていけばよいか確認しないまま人のあとに付いていくと、みんな西友の中に入っていく。なんかおかしいなぁと思いつつ、そのままついて行くと、やはり無関係だった。

店から出て本来のルートを歩く。

住宅地の中をゆく

前回同様、ときどき気になるモノを発見しながら住宅街を進んでいく。

ワイシャツ専用のクリーニング自動取次機

とある一角に見かけたのは、ワイシャツ専用のクリーニング自動取次機。その名も「助かった」。初めて見た。

Y's be Ambitious!


雨が降ったり止んだりしているしているので、気温以上に肌寒く感じる。

ちょっと気になったのが、この付近の地名だ。

駅名は西荻窪だったが、地名は西荻北という。なんで、西荻窪北じゃダメなのか?なんで省略するんだろう?中央線を挟んで反対側は、西荻南がある。似たような事例で、西船橋駅付近の、西船っていう地名もあるが、地元の人が気軽に呼ぶ愛称ならともかく、住所で使うというのは違和感がある。

善福寺公園では、「野外アート展 トロールの森 2008」というイベントが開かれていた。


カモの数がものすごい。しかも誰かの指示を受けているかのように一斉に動くので見ていて楽しい。

コース上に、善福寺というお寺があって、このあたりの地名の由来だと思ったら、そうではなく、地名の由来となったた善福寺は廃寺となってしまい、残った地名が由来となったのが、この善福寺なのだという。ややこしい。

井草八幡宮をかすめて、観泉寺へ。今川直房の菩提寺と案内にあったが、あいにく今川氏の知識に乏しいので、よくわからなかった。今川氏と今川焼きと関係があるのか?という疑問も浮かんだが、関係がないらしい。雨はすっかり止んで、境内は静かで落ち着いた雰囲気。雨水が色が変わり始めた葉について、きれいだった。

ロケット発祥之地

今回のコースで楽しみにしていたのは「ロケット発祥之地」の石碑が見られることだった。日本のロケット開発は、わずか20cmちょっとのペンシルロケットから始まった。その実物大模型が石碑の中に埋め込まれているので、もっとよく見てみたかったが、駅からハイキングのスタッフの人が碑の前に立っていて、なぜか正面に入れないようにしていた。きちんと見られずに残念だった。

荻窪八幡には、鳥居と並んで祓門(はらいもん)というのがある。くぐると厄が祓えるらしい。とりあえずくぐっておく。

祓門

杉並会館

続いて、荻窪八幡の真正面の杉並会館へ。建物は銀座のソニービル、内幸町のみずほ銀行本店、池袋の東京芸術劇場を建築した芦原義信による建築。マツヤサロンとして結婚披露宴会場としても使われているが、杉並区立の施設だ。

今回は、その3階と4階にある「杉並アニメーションミュージアム」を訪問。杉並区は、隣の練馬区と並んで、アニメーション製作に携わる企業が多く集積していることから、区を挙げてアニメーション産業をバックアップする目的から、こうした施設を運営しているようだ。

一部写真撮影は認められていたようだが、それに気付かなかったのは残念。

モグタン

あとは、青梅街道を通ってまっすぐゴールの荻窪駅を目指す。ほとんどがあるいたことのない場所だったので、とても新鮮な感じで歩くことができた。

萩(はぎ)じゃなくて荻(おぎ)

中央線荻窪駅。

快速線の新宿寄りに、ひっそりとこのあたりの地名の元になった、“荻”(おぎ)が植えられている。看板によれば、かつては善福寺公園あたりに多く見られたらしいが、いまではほとんど見ることができないのだという。そういえば、萩(はぎ)はよく聞くが、荻(おぎ)ってあまり見聞きしないような気がする。