1716 やっぱり…

定点観察

 松井秀喜がヤンキースとの交渉の結果、日本人メジャー最高契約額となる「4年契約で総額5200万ドル(約61億8800万円)」で合意したというニュースを聞いた。すでに昨日の段階でも、日本人最高額の提示「4年契約で総額4800万ドル(約56億6400万円)」を受けていたにもかかわらず、それには拒否している。

 もともと松井は金に執着しないというのが一般的なイメージだったと思うが、今回の彼はちょっと違う感じがした。記事によれば

 「テレムさんを通じてお願いしている条件に近づいてはいますが、隔たりはまだあります。ヤンキースがそこ(希望条件)まで出さなくて、ほかのチームが出すのだったら僕はそちらを選びます。それだけ“松井秀喜”というプレーヤーを必要としているということですから」

 なんだか意外なコメントだった。さすがは松井秀喜。もちろんそれなりの実力はあるのだから、正当に評価されるべきだとは思うけど。ここで言う“正当な評価”というのは、やっぱり金銭面ということしかないよね。松井の代理人テレム氏が交渉しているヤンキースのGMが「キャッシュマン」というくらい?だから、金銭面では相当手強い相手なのかもしれないが。

 そういえば先日残留が決まった、ロッテのボビー・バレンタイン監督も、なんだか似たようなことを言っていたっけ(参考にした記事はいまは消えてしまってます)。

早く誠意を見せてほしい。オファーの内容を見れば、どれくらい私に残ってほしいかが分かるだろう

 さすがはバレンタイン監督。チームを日本一にした実力は疑いようのない事実だし彼の努力も誰もが認めるところだ。でも、彼がどんなに日本のプロ野球を愛していると言っても、結局のところ金銭面で折り合いが付くかどうかというのが、一番の問題だということか…当然といえば当然なのだけど、なんだかスッキリしない気分になるのはなぜなんだろう。

Posted by ろん