1644 人は何で音楽で気分変わるのだろう?

定点観察

 つらいときや悲しいときに聴く音楽は、僕に冷静さを取り戻してくれたり、和らげてくれる。気分が乗っているときや調子のいいときに聴く音楽は、さらなる目標に向かって奮い立たせてくれたり、逆に気分をゆっくりと落ち着けてくれる。本当の自分を思い出させてくれる…大げさでも何でもなく、ほんとにそんなこともある。音楽の力はすごいなと思う。

 猿~類人猿は、人に進化する過程において、音楽やリズムに目覚めたのだろうが、どういったタイミングでこのような変化が起きたのだろう? 猿だって音楽を聴かせれば、リズムくらいは取ると思うが、自分から歌を歌ったり、鼻歌を歌う…なんてことは聞いたことがない。

 音楽といえば、この前の万博でふと思ったことがある。
 世界最高水準のプロジェクターを使ったパビリオンに行った。そこでは、臨場感あふれる映像に触れられたのはもちろんだが、それにあわせて壮大なBGMによって内容が一層引き立っていた。でも、考えてみれば、不思議なことではないか?。果てしなく広がる大地やダイナミックな峡谷、滝などとの映像と、フルオーケストラの音楽とは、普段ではありえない組み合わせだ。なのに、それらを合わせて聞くと、何の抵抗なく、すっと身体の中に染みわたる。果たして、いつからそうした組み合わせが、人々に受け入れられるようになったのだろう?

 以前に比べて最近はあまり音楽を聴く機会が減ってしまった。あまり自分好みの曲がないというのと、やはり時間がなくなってしまったというのが原因かな。たまには好きな曲をゆっくりと聴いてみるのもいいなぁ…なんて、この記事を書きながら思った。もしかすると、また新たな自分が見つけ出せるかもしれない…だなんて。

Posted by ろん