1547 意地悪
たまに無性に意地悪をしたくなるときがある。で、実際に意地悪をするかどうかは、そのときの状況次第で、たいていの場合、結局実行に移さないことが多いのだけれど、それでも意地悪してしまう場合は、無用な皮肉を言ってみたり、素直に指示や依頼に従わなかったり…とやってしまう。落ち着いて考えれば、意地悪したって仕方がないのになぁ…と反省することもたびたび。
それにしても、「意地悪」ってなんなんだろう。意地悪をするというのは、おそらく人間にだけ与えられた本能だと思うのだけれど、何のためにこのような機能を神は与えたのだろうか?いまでも答えはわからない。
でもわかっていることは、結局は意地悪は無駄なことで、意地悪が事態をスムーズに改善してくれるわけでもなく、強いて言えば皮肉が相手に伝わって、渋々応じる可能性があるくらいだろう。意地悪する方だって、たとえ、その意地悪が功を奏して事態が改善したところで、特段楽しいわけでもなく、むしろ意地悪がそれが裏目に出て、痛い目に遭うようなことにでもなったら、なにやってんだ?てなことになる。
今日も新橋界隈を歩いていると、クラクションをけたたましく鳴らす車を見かけた。クラクションを連打したり、長々と鳴らしっぱなしだったりする。この車の運転手は何のために鳴らしているのだろう?
「危ないから注意しなさいよ」
という優しい気持ちから鳴らしている…はずはない。こういうシチュエーションでありがちな台詞…「危ねぇじゃねぇか!コノヤロウ」という言葉からは、優しさは微塵も感じられない。必要以上にクラクションを鳴らして、邪魔な奴を威嚇する。ほんの少し鳴らしたって、極端に効果は変わらないと思うのだけど。
はて、目的は何か?と考えたとき、これもある種の意地悪なのかも…と思えた。クラクションを鳴らす車をはたから見てると、なんだか虚しいというか、バカバカしくも見えてくる。意地悪している自分と重ね合わせると、少し恥ずかしい気持ちになった。
◆5/25 9952歩 / ちょっと会社の近所を歩いたので歩数を稼げた