1536 自己表現

定点観察

これは、PowerPointのアイコン
 今日の夜、珍しく高校時代の友人がやってきた。お互いの最近の状況や、彼がこの秋にも結婚する(!)などいろいろな話をする。

 彼と別れ、残りの仕事でもしようかと、会社に戻る。そこで、まだ残っていた同じ課の、かちょ~(仮名)と、ふ~さん(仮名)と話をした。話題は「PowerPoint」。「PowerPoint」は、かつてのOHPに代わる会議や打ち合わせのプレゼンテーションに使うパソコンソフトで、ここの会社では必須のツールだ。会議の要点を箇条書きや簡単な図にしてまとめて、スライドで見せるようになっている。
 その表現方法が、各人によって明らかに違うのだ。例えば…
 かちょ~は、見出しの言葉が必ず箱のように四角く囲われていて、その箱に影が付いているのが特徴である。
 ふ~さんは、まったく飾り気がないシンプルな図が描かれているのが特徴。
 そして僕のは、やたら理屈っぽい文章を書くのが特徴らしい。文章が長いのはふ~さんも同様で、さすが経験豊富だけあって、かちょ~のは、不必要表現がなく要点がすっきり(…というか思いっきり)と箇条書きでまとまっている。
 スライドで見せる資料なのだから、本来はあまり細かい文章を書いても仕方がないのだが、できるだけ誤解の内容に伝えたいがために、どうしても文章が長くなりがち。それが僕の場合は理屈っぽくなる。二番搾りの文章を見てもおわかりいただけると思うけど。
 「PowerPoint」で作る資料を見ると、その表現方法によって、その人となりが見えてくるからおもしろい。

 小学生~高校生くらいまでは、授業や生活の中で、工作や美術などの作品や、手書きの文字といったものを見ることで、その人なりの「表現」というものを見る機会は少なくなかったが、大人になってくると、それが極端に減ってくる。日常「手書き」で何かをするということは、まれだし、僕のようにこのようなサイトを作ってる人は別にして、日ごろ各人の表現の違いを見いだせる場というのはあまりないが、この「PowerPoint」で作る資料こそ、大人の世界における「自己表現」を垣間見ることのできる絶好の?場なのかもしれない。まぁそれだけに、作るのには相当頭を悩ませるのだけれど。

◆5/12 5732歩 / 万歩計壊れたのかな?今日はいつもとそんなに変わらないはずなのに

Posted by ろん