1451 松田聖子とSAYAKA
いまだに松田聖子の人気は衰えていないようで、クリスマスディナーショーのチケットは数万円という価格にもかかわらず、毎年完売らしい。一方、娘のSAYAKAはデビューしてからずいぶん経つけれど、あまりぱっとしていないのはどういうわけか?
美男美女から生まれた娘だから、十分に顔立ちも整っているし、記者たちとの受け答えなどを見る限りでは、芸能人としての雰囲気も持ち合わせているように思う。でもそこから受ける印象は「今どきの感じがしない」のだ。どこか昭和の終わりのころのアイドルを思い起こさせる雰囲気。そう、かつての松田聖子みたいな感じがするのだ。これは血を譲り受けた娘の持ち合わせるオーラみたいなものだから避けようがない。むしろこれを逆手にとって、母親の人気を利用すれば、新しい道が開けてこようというものだ。
どこかの本かサイトに書かれていたが「SAYAKAは、二代目松田聖子として松田聖子を襲名したらどうか?」という提案には賛成だ。松田聖子の人気は、彼女の生き方そのものにも共感する部分があるからだろう。自分に正直に生きる…これはとても難しい生き方だ。浮き沈みの激しい芸能界でそれを実践してきたのが彼女なのだ。誰でも真似のできることではない。そんな難しい生き方を目の前でずっと見てきたのがSAYAKAだ。昭和のアイドルとしての雰囲気を持ち合わせ、母からそんな生き方を学んできたSAYAKAは、松田聖子の正当な継承者といえよう。もはや伝統芸能。ただ、まずは母親のように芸能界を賑わすようなニュースをどんどん提供することが必須条件になってしまうのだけれど。