1112 200億円

定点観察

200億円という額には誰もが驚いたことだろう。青色LEDを発明した中村修二氏に対して、発明者に支払うべき正当な対価がいくらであるかが問われた裁判の判決が出た。まぁ当然といえば当然の判決だと思う。被告である企業は反発しているみたいだけれど、判決は相応の「対価」を支払えばいいのであって、利益のすべてを発明者に払えというのではないのだから、もう少し歩み寄ってもいいのではないだろうか?これほどの発明が2万円じゃあ、やる気なくすでしょう?これまではLEDといえば、赤色と緑色しかなかったし、二つの色を混ぜたときの橙色という3色しか見かけることはなかった。色を混ぜて新しい色を作ることができるのは興味深いけれど、この青色が登場したことで「三原色」ができ、すべての色が表現できるようになった。最近あちこちで見かけるLEDは、すごくきれいになって表現能力がものすごくよくなったなぁと思うことがあるが、それは青色LEDが発明されたことによる部分が大きいのだ。被告の企業は、200億円くらい出してあげてもいいんじゃないの?と勝手に考えたりする。

Posted by ろん