7968 モーリス・ユトリロ展

今日は、新宿のSOMPO美術館で開催中の「モーリス・ユトリロ展」を鑑賞。
ときどき名前や作品を目にすることはあっても、これまで体系立てて鑑賞したことはなかったので、今日は初めての機会となる。
モーリス・ユトリロ(1883〜1955)は、画家シュザンヌ・ヴァラドンのもとに生まれたが父は不明。
母の愛情に恵まれなかった影響からか、中学校卒業時にはアルコール依存症が悪化する。
第1章では依存症の治療の一環として絵筆をとった制作初期の「モンマニー時代」の作品が紹介されている。
また、1920年代から 《サン゠ドニ運河》など、彼の作品が日本にも紹介されていたそうで、今の人気につながっているのかもしれない。
今日も大勢のお客さんがいた。
第2章「白の時代」では、1909年頃から制作をはじめた、パリの街の白壁を独自のマチエールで表現された作品が紹介されている。
通常の絵具に、石膏、島のフン、砂などを加えることで、画面にざらつきと重量感を与えているそうで、作品を斜めから見ると、よりそれがわかる感じがした。
今回は、かなりの作品が、撮影自由となっているが、撮影禁止の作品が多い場合は、なかなか会場の雰囲気の記録を残すのが難しい。
そんなとき、階段室の”キャラクター”が、いつも気になる。
展覧会で紹介されている作品のなかにあるちょっと目立った人物や動物を”キャラクター”に見立てて、彼らがいろいろ呼びかけてくれるので、それを写真に収めている。
ユトリロは、風景画がメインで、人物はほとんど描いていないので、キャラクターもみんな後ろ姿ばかりだ。
ラパン・アジルは、モンマルトルの象徴的なキャバレーで、このモチーフを300点以上描いたそう。
絵葉書を模写していたため、構図は同一になってしまっている。
第3章「色彩の時代」は、1920年代の硬い輪郭線と鮮やかな色彩が際立つ作品が増える。










