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2010年3月06日(土曜日)

3497 マッキアイオーリ展(東京都庭園美術館)

芸術・デザイン — ろん

東京都庭園美術館で開かれていた「マッキアイオーリ展(キャッシュ)という展覧会を見に行く。

もちろん?始めて聞く名前。Wikipedia日本語版ですら出てこないほど、まだ日本ではメジャーではないのかも。美術館のサイトによれば…マッキアイオーリというのは、人じゃなく…

イタリア語で「マッキア派の画家たち」を意味する“マッキアイオーリ”とは、1850年代から60年代にかけてフィレンツェを中心とするトスカーナ地方で活躍した、先鋭的な画家たちのグループの呼称です。

フィレンツェにあった、カフェミケランジェロに集まった若い画家が、伝統的な画法を捨て、「マッキア(斑点)」を使った新しい絵画技法を生み出したという。

ふと、トキワ荘に集まった若き漫画家たち…みたいなことを思い出した。若井内に、こうして互いに切磋琢磨するって大事なのだ。

今朝からあいにくの天気だし、もともと日本ではあまり有名ではない展覧会だから、お客さんはそれほどいないだろう…と思ったら、そんなことはなくて、お客さんが滞留してしまった絵のところでは、かなりの人だかりができていた。

展示されていた絵は、イタリアらしい明るさと、陰を強調したコントラストが印象的な絵が多かった気がする。太陽の光の強さや夏の熱気などが伝わってくる絵がいい。

このマッキアイオーリと呼ばれる語源となった「斑点を使った技法」は、結局最後まで見つけることはできなかった。そもそも「この部分で使われてますよ」みたいな説明はなく、もう少しわかりやすい解説があってもよかった気がする。

また、とにかく、残念なのは難しい展覧会にもかかわらず、作品リストはないわ、音声ガイドはないわ、ポストカードはないわ…とないないづくしだったということ。絵の脇には、比較的しっかりとした解説文が付けられていたが、文字が小さい上に、書いていることが難しくて、読みくたびれてしまった。

それに、この美術館特有の問題だが…アールデコの雰囲気と相まって、雰囲気のいい美術館であることは間違いないが、元は個人の邸宅だから、基本的に展示室は広くない。絵と絵の距離が近いのだ。だから、狭い展示室に少しでも人が増えると、別々の絵を見ているにもかかわらず、他の鑑賞者が邪魔で見えないということが起きる。

まったく知らない作家や時代の絵は、新鮮な気持ちで見ることができるので、有名な作品と違った楽しみ方ができる。今回もそんな感じだった。

  • 3397 東京都庭園美術館あたりを歩く
  • 461 国立近代美術館へ。
  • 3553 ニューオータニ美術館(ぐるっとパス2010)
  • 3408 東京都写真美術館
  • 1272 ぐるっと…(5)
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    コメント

    音声ガイドがないのはチャンスですよ。
    もちろん作品がうまれたバックグラウンドを知ることは大事ですが、感覚で楽しむ、これは情報過多の現代に失われつつある点です。補助輪を外して、どうぞ野生の感覚でご鑑賞ください。

    ≫ みわわ さん
    そうですね。ときには、こういう野生の感覚で、絵を楽しむっていう
    ことも必要でしたね。ついつい、欲張って、いろんな情報をできるだけ
    得ておきたいっていう思いが先走ってしまうんですよね…。
    何もないのをチャンスと捉える…ありがとうございます。勉強になりました。

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