8153 特別展「花・flower・華 2026」 

博物館・展覧会,芸術・デザイン

今日は、山種美術館で開催中の特別展「花・flower・華 2026-横山大観の桜・川端龍子の牡丹・速水御舟の梅-」を鑑賞。

毎年のテーマだし、山種美術館の収蔵品ばかりだし、正直見どころはどうだろう?とも思ってしまったが、展覧会の見どころとして出ている3人の作品は、やっぱり見応えを感じた。

山種美術館
山種美術館

横山大観《春朝》
朦朧体で描かれた金泥の霧のなかの山桜と太陽は、荘厳な雰囲気…そして、なんだかとてもおめでたい感じがする。

川端龍子《牡丹》
「花の王」とも言われるとおり、牡丹の存在感を実感させられる。背景の色と花弁の色がほとんど変わらないのは、あえて…なのかな? これによって牡丹が、より大きく感じられる気がした。

速水御舟《紅梅・白梅》
左幅の白梅と右幅の紅梅がバランスよく並ぶ。白梅の先をたどると左幅に月があって、さらに二幅のあいだをつなぐように、墨のぼかしが入る。
考え尽くされた構図なんだろうな…と思わせる。

速水御舟《牡丹花(墨牡丹)》
速水御舟《牡丹花(墨牡丹)》

今回、唯一写真撮影可能なのは、速水御舟《牡丹花(墨牡丹)》で、こちらも見応えがある。
輪郭線を用いずに墨のにじみで花弁を表現している。

百花《田能村 直入》は、まるで植物図鑑のような繊細さと描かれる花の種類の多さに注目。
実際、これほどの種類の花を見る機会なんてほとんどないから、こうした作品で、花のディティールを知るという感じ。

そして、ちょっと印象に残ったのは、重政周平《素心蝋梅》と荒木十畝《四季花鳥》の2つの作品。前者は、画家自身の庭にある蝋梅をモチーフに、黄色の花弁を冬のイメージの青で表現したという作品で、後者は、春夏秋冬ある作品のうち夏と冬に青色が使われていたというところ。青色が夏にも冬にも使われていて、青という色の振り幅の広さを感じた。

数え切れないほどの…
数え切れないほどの…

最後に、以前からちょっと気になっていたところを確認。

館内の壁や床などに使われている石のなかに、アンモナイトの化石がたくさんあるのだ。
他にもなにかの化石だろうと思われる形が、あちこちにある。
さらによく見てしてみると、あるわあるわ…
いずれ、あらためて、ちゃんと調べてみたくなった。

よく見ると…
よく見ると…
あちこちにアンモナイトが…
あちこちにアンモナイトが…
いくつも…
いくつも…
トイレにも何かが…
トイレにも何かが…

山種美術館

Posted by ろん