8119 名作展「源流へのまなざし モティーフで見る川端龍子」
大田区立龍子記念館で開催の名作展「源流へのまなざし モティーフで見る川端龍子」を鑑賞。
描いた対象の「古典的モティーフ」と「現実にあるモデル」の2つの視点から、その独自の創造と表現の源流に迫る展覧会…とある。
モチーフを龍子がどのように表現したか…を味わう展覧会というところだろか。
写真撮影は自由で、気になった作品をいくつか紹介する。

《龍安泉石》
「枯山水」で名高い京都・龍安寺石庭を描いた作品。
庭に置かれている15個の石を一度に見ることはできず、どの角度から見てもひとつ見えないよう作られていると言われている。
この作品のおもしろいところは、ただの写生ではなく、通常では見えない高い視点から俯瞰した構図になっている点だ。きっとドローンなどを使えば見られるかもしれない。
しかも借景部分は完全に排除されて壁のみという大胆さ。

《虎の間》
どこかで見たことがあると思ったら、2年ほど前に鑑賞した、目黒区美術館の企画展で鑑賞したものだった。
当時写真撮影が不可だったが、今回はこうして撮影することができた。
京都の南禅寺にある狩野探幽筆と伝わる《群虎図》が、画中画となっている。
《群虎図》で2頭いた虎が1頭になり、代わりに自分自身(龍子)が目立つ位置に描かれている。
龍子は当時「ただの模写ではなく、自分の虎を描きたい」と述べたそうで、こうした構図から、彼の強い意志を感じた。







