ネット炎上事例300 なぜ企業や個人は失敗を繰り返すのか? /小林直樹

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本書は、かなり最近も含め、300ものネット炎上事例を紹介している。

どれもけっこう知ってたので自分でも意外だったが、それだけ注目を集める炎上が多かったということだろうか。

キリンビール「氷結」広告起用の成田悠輔氏、過去発言が問題視(p.218)
→ 7373 広告取り下げに思う

「京急蒲タコハイ駅」にアルコール依存症支援団体が抗議」(p.297)
→ 7464 駅の公共性

本書は、炎上に対してどう対応し、そこから得られる教訓をコンパクトに纏めている。

事例そのものを知ってる割には、最終的にどうなったかについては、知らないことが多かった。

広報やSNS担当などは必読だろう。

世の中が複雑化して、世論や空気がどんどん変わる昨今、大切なのは、「多様な視点」だと思う。

「誰か止められなかったのか?」とツッコミを入れたくなるような事例が少なくないのだ。

SNSなどで個人で投稿してしまうようなケースはどうしようもないが、ある程度の時間や準備を経て世に出る場合に、少しでも冷静な目でチェックすることで防げることは多いと思う。

ただ、たとえ、これまで問題がなかったことであっても、突如炎上してしまうことも多々ある。

本書のタイトルに「なぜ企業や個人は失敗を繰り返すのか?」とあるが、これまで問題がなかったというのは、これからも問題がないということにならないわけで、対応は難しくなる一方だ。

そういった意味では、もし炎上してしまったらどうするか?ということをあらかじめ想定したマーケティングが不可欠だと思った。

Posted by ろん