8057 展覧会「『人間栖鳳』知られざる竹内栖鳳」

今日は日本橋高島屋で開催中の展覧会「『人間栖鳳』知られざる竹内栖鳳」を鑑賞。
竹内栖鳳はかつて高島屋の画室に画工として勤務していたという。
高島屋の画室では、刺繍やビロード友禅染が施された壁掛、屏風、衝立、額などの下絵を描いていたそうで、そこに若き竹内栖鳳が勤めていたのだ。
冒頭では、高島屋の礎を築いた三代・四代飯田新七の功績や、当時の万博に出品され高い評価を得た”美術染織品”に付いての紹介。
高島屋は早くから美術工芸の企画・制作部門である美術部を持ち、さまざまな顧客向けの装飾提案や展覧会の企画を行う一方、作家に対しては継続的に仕事を出し生活できる環境を整えるなど、単なる小売業にとどまらなかった。
いわば、美術館であり、ギャラリー であり、プロデューサーであり、パトロンでもあったのだ。
今回紹介されている、竹内栖鳳をはじめ、上村松園、川合玉堂 など名だたる作家の発掘・育成にもかかわっている。
栖鳳の作品のほか、画工として勤務していたころの勤休簿や手紙など、高島屋に関わっていたことがよくわかる史料なども紹介されていた。
古くからこうした活動を続けている高島屋の功績は本当に大きいもので、もっと評価されてもいいのではないかと思う。