8022 誰のためのデザインか?

ロゴの「L」が、サイズ表記と紛らわしいとちょっとした話題になっていた、ローソンのコーヒーカップ。
あらためて見てみると、たしかに紛らわしい。
ローソンは、昨日、デザインについてはまだ検討段階としながらも、約3か月後に新しいカップへ変更すると発表した。
こんなデザインになった過程や利用者の気持ちのどちらもなんとなく想像できる。
店としては、他のコンビニではなく、あくまで「ローソン」で売られていることを主張したいのだ。
ロゴだと直接的すぎるから、ローソンを想起させる「L」の文字を大きくあしらった。
一方、客としては、もうこのカップを手にしてる時点でローソンの店内にいるわけで、関心は「サイズ」に向いている。
だから、ここで「L」と主張されると戸惑ってしまうというミスマッチが起きているのだろう。
この一連のできごとに関連して、思い出されるのが、セブンイレブンで販売されている“セブンカフェ”のコーヒーサーバーだ。
デザインを優先すぎたあまり、客が迷ってしまい、コーヒーサーバーがテプラまみれになった、あの一件だ。
もう10年以上も前のできごとなのに、こうして引き合いに出されてしまうのは、気の毒でもあるが、歴史は繰り返すと感じずにはいられない。
セブンイレブンにしても、ローソンにしても、どこを向いたデザインなのかを象徴するできごとだった。