7901 小企画展「ピカソの人物画」

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小企画展「ピカソの人物画」
小企画展「ピカソの人物画」

国立西洋美術館で開催中の小企画展「ピカソの人物画」を鑑賞。

小企画展は、常設展の一部のため、東京国立近代美術館の賛助会員は追加の支払いなしで鑑賞できる。

若きピカソは、バルセロナの若き芸術家や知識人の溜まり場だったカフェ「四匹の猫」に出入りするようになる。

このカフェの創設者のひとりで木炭の肖像画シリーズを発表し大きな成功を収めていた画家ラモン・カザスに対抗するように、ピカソもまた約150点もの肖像デッサンで初めての個展を開く。

特徴的なのは、カザスがバルセロナの社交界の名士たちを描いたのに対して、ピカソは、身近な友人や知人だったということだ。

こうしたところから、ピカソの眼差しは、エリート層ではなく、一般の庶民に向けられていたのではないかとも思える。

その後、いわゆる「青の時代」「バラ色の時代」、そしてキュビズムへと続く。

お客さんは多い
お客さんは多い
《女性の胸像》1942年
《女性の胸像》1942年

ピカソの作風の変遷を観たのは初めてかもしれない。

なんとなく、とっつきにくく感じてしまうことが多いが、いつごろ描かれたものかが分かれば、作品だけでなく、その作品が描かれた背景も見えてきそうだ。

Posted by ろん