7896 展覧会「ピクチャレスク陶芸」

パナソニック汐留美術館で開催中の「ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの―『民藝』から現代まで」を鑑賞。
まず、「ピクチャレスク」とは、「絵画的な」「絵画のように美しい」といった意味を持つ美術用語だそう。
「芸術表現としての陶芸のすがた」を、色彩やかたち、マチエール(作品の素材感や質感、画面の肌合いのこと)といった視点からひもといていく展覧会だ。
まず登場するのが、バーナード・リーチだ。
民藝100年という節目のせいか、ここ最近やたらと目にする。
また、バーナード・リーチといえば、柳宗悦も登場する。
展示のなかに、アンリ・マティス《鏡の前に立つ白いガウンを着た裸婦》(1937年)という作品があった。
その解説によると、この作品が1951年に国立博物館(現・東京国立博物館)で開催された、日本初のマティスの大規模個展で紹介されていたそうだ。
この展覧会が、日本の美術界に大きなインバクトをもたらしたそうで、民藝運動を推進した柳宗悦も鑑賞して、感銘を受けたとあった。
この日本初のマティスの大規模個展は、硲伊之助(はざまいのすけ)が実現させたと、以前鑑賞した展覧会で知ったのは記憶に新しい。
そしてもうひとり、富本憲吉の作品も紹介されていたが、こちらは、先日鑑賞した藤本能道の回顧展で、彼の指導を受けていたということも思い出した。
自分の記憶や知識のなかで、いろいろとつながりを見つけられたのはおもしろかったが、展覧会の展示については、理解が及ばないところが多い気がして、消化しきれない感覚だった。