8012 特別展「日本画聖地巡礼2025 ―速水御舟、東山魁夷から山口晃まで―」

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山種美術館で開催中の特別展「日本画聖地巡礼2025 ―速水御舟、東山魁夷から山口晃まで―」を鑑賞。

2年前にも同じテーマで特別展を鑑賞しているが、山種美術館の収蔵品を中心に展示されるため、どうしても同じ作品が出てきてしまう。

岩橋 英遠《カムイヌプリ》、橋本明治《朝陽桜》、奥村土牛《山中湖富士》《鳴門》、奥田 元宋《奥入瀬(秋)》、山口 華楊《木精》など、前回鑑賞した作品も多かった。

いまはなき、東急百貨店東横店南館を描いた、米谷清和《暮れてゆく街》もあった。ついこの間も行ってきたばかりだし、目にするたびに、なんだか毎回気になってしまう。

そんななか、今回もっとも注目したのが、山口晃《東京圖1・0・4輪之段》という作品。
岩佐又兵衛の《洛中洛外図》に感動したという作者が、現代ならではの都市鳥瞰図を作ることに腐心してきたそうだ。
たしかに、ただ空から東京を空から眺めて、細密画を描いているのではなく、過去と現代が同居するふしぎな世界になっている。
浅草十二階(凌雲閣)がある一方で、東京タワーもあるし、新宿には淀橋浄水場と超高層ビルが一緒にあったりする。
知らなかったが、この作品は、NHK大河ドラマ「いだてん」のオープニングで使われたようだ。
作者の言葉として、国立競技場付近を描くにあたって「五輪を描くのはNGだそうなので、上空に五輪色に塗られた風船爆弾をを揚げておきました」とあったのが笑えた。

速水御舟《名樹散椿》1929年(昭和4年)
速水御舟《名樹散椿》1929年(昭和4年)

今回写真撮影可能な作品は速水御舟《名樹散椿》。
昭和の作品として初めて重要文化財に指定されている。
これまで、何度か観たこともあった気もするが、写真を撮れるのは初めてだったかもしれない。
こういう機会のせいか、いつも以上にじっくりと観察した感じ。
こうして、あらためて見ると、花や蕾、葉が、とてもリアルに描き込まれいていることがわかる。
その一方で、木の幹や枝が妙にのっぺりとしていることに気がついた。
あえてこうすることで、本当に見せたい部分に視線を集中させる効果があるんじゃないかな…などと、勝手な解釈をしてみる。

花や葉が緻密な一方で…
花や葉が緻密な一方で…
幹や枝がけっこうのっぺり
幹や枝がけっこうのっぺり

写真撮影できる作品が1つだけなので、ここに来た記念の写真を撮るのは、たいてい入口のところだけになるが、今回は、アクリルスタンド向けの写真撮影スポットが用意されていた。

三井記念美術館でもあったが、これからこういった場所が増えてくるのだろうか?

そして今回、美術館入口でいつものように風景を撮ろうと思ったが、スマホに集中している人がなかなかどいてくれなかったのが、ちょっと困った。

ダミーの記念写真
ダミーの記念写真
なかなかどいてくれなかった…
なかなかどいてくれなかった…

Posted by ろん