7804 展覧会「生誕140年記念 石崎光瑤」
日本橋高島屋で開催中の展覧会「生誕140年記念 石崎光瑤」を鑑賞。
石崎光瑤(いしざきこうよう)は、初めて聞いた日本画家だったが、彼の功績を見るとこれがすごい。

光瑤は、竹内栖鳳に゙師事し、鮮やかな色彩で絢爛華麗な花鳥画を数多く残す一方、伊藤若冲に強い関心を持っていたことから、のちに重要文化財に指定されるほどの若冲の代表作を発見したり、10代の上村松篁が光瑤の作品に感動し、のちに花鳥画の名手となるなど、さまざまな影響を与えている。加えて、”ガチ”の登山家で、民間パーティとしては日本で始めて劔岳の頭頂二成功したり、のちにはヒマラヤへの遠征もしていたりする。
初期から晩年までの代表作や資料など約40件が紹介されている。
第1章 画学修行と登山
第2章 インドへの旅、新しい日本画へ
第3章 深まる絵画表現
第4章 静謐なる境地へ

《燦雨》(さんう)1919年(大正8年)
熱帯雨林のスコールに驚くインコと孔雀、ホウオウボク(鳳凰木)が描かれている。10代の上村松篁が感動したのがこの作品で、もしかすると上村松篁が人間国宝になるきっかけになったかもしれない。
鳥たちをよく見ると、まるで人のような”表情”がある感じがする。
おそらく光瑤も、鳥の表情は特に意識して描いていたのではないかと思う。

《寂光》1929年(昭和4年)
とにかく大きい。展示スペースのガラスからはみ出しているなんて初めて見た。
複数の孔雀が描かれているのはわかったが、どんなふうに”集っている”のかよくわからなかった。
解説を読んで、7羽もいるのを知り、ついカウントしてしまう。
これだけ巨大でも圧倒されるような雰囲気を感じないのは、この作品の特徴なのかもしれない。
《雪》1920年(大正9年)
こちらもでかい。
湿った雪が枝にまとわりついている感じが伝わってくる。
よく見れば、実際に絵の具を盛っているようで、いわば”エンボス”となっていて、本当に雪が積もってるみたい。
《莾湍》1936年(昭和11年)
ものすごい量の水が流れると、青とか緑ではなく、真っ白になるんだと実感。
ところどころにモミジの葉が浮かんでは消え…となっている。
横に長い枝もこの流れの勢いに押されているんだろうか?








