5918 ミナ ペルホネン/皆川明 つづく展
東京都現代美術館で開催している「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」展を鑑賞。
ミナ ペルホネンとは、ファッションデザイナー皆川明が立ち上げたブランドだ。一過性の流行ではない普遍的な価値コンセプトとして、100年続くブランドを目指したという。
”映え”を意識してか、冒頭のクッションの壁や、服の森には圧倒された。
緻密さと大胆さを兼ね備えている感じがするが、どれも、飽きのこないデザインばかりだ。
どこか”ヘタウマ”な雰囲気のあるキャラクターがいたかと思えば、計算されつくしたデザインが出てきたり…と、見ているだけで楽しめる。
作品を見ていると、こんなにもたくさんの”可能性”とか"選択肢"があるんだ…と驚かされる。
ファッション・テキスタイルの可能性が無限であることがよくわかる。
また、こうしたデザインが生まれる”舞台裏”なども紹介されていたが、これは先日見た企画展に通じるものがあって、やはり膨大な試行錯誤の上に作られていることがよくわかる。
ファッション・テキスタイルの領域にとどまらず、「簡素で心地よい宿」のプロトタイプなどが紹介されていた。
とてもシンプルではあるが、暖かみのあるデザインに囲まれる時間を経験できたら楽しそうだ。