7789 写真展「ロバート・キャパ 戦争」
東京都写真美術館で開催中の写真展「ロバート・キャパ 戦争」を鑑賞。
20世紀を代表する報道写真家として知られる彼の作品を紹介する写真展だ。
構成としては以下の通りとなっていて…

第1章 ジャーナリストを目指す
第2章 スペイン内戦
第3章 日中戦争
第4章 第二次世界大戦 戦時下のイギリス
第5章 第二次世界大戦 北アフリカ
第6章 第二次世界大戦 イタリア上陸
第7章 第二次世界大戦 ノルマンディー上陸
第8章 第二次世界大戦 パリ解放
第9章 第二次世界大戦 ドイツ降伏
第10章 イスラエル建国
第11章 終焉の地 ― インドシナ半島
彼が実際に戦場でみてきたことを追体験することになる。
会場はすべて写真撮影が禁止だったが、ところどころに、彼の遺した言葉が書かれていた。
良い写真とは、それを見た者の心を動かす写真のことだ。
戦争に勝者はいない。負けるのはいつも民衆だ。
私はピストルを持つことを拒否した。私の武器はカメラだった。
私は勇敢な人間ではない。ただ、他の人が逃げるよりも遅かっただけだ。
私は大喜びで失業した従軍カメラマンとなり、生涯、失業したままでいたいと願っている。
そんな言葉を読んだり、彼の写真を見たりしながら、あらためて、”戦争の悲惨さ”を噛みしめることになる。
日中戦争で”日本軍による攻撃で家を失った”庶民の姿を見ると、戦争においては、けっして”加害者”と”被害者”という区分なんて、とてもできないと痛感させられる。
また、解放されたフランスで、頭を丸坊主にされたフランス人女性と、ドイツ兵との間に生まれた乳飲み子が市中を引き回されるなどの写真からは、人間の強さを目の当たりにさせられる。
人間の嫌な部分を嫌と言うほど見せつけられる。