7599 証明広告
ポテトチップス「プリングルズ」でおもしろい広告があるということを知り、現地に向かった。
場所は新宿の「メトロプロムナード」。
これは、東京メトロ丸ノ内線新宿三丁目駅から新宿駅、さらに新宿西口方面に向かう地下歩道だ。
広告は新宿西口寄りにあって、すぐにわかった。
遠くに広告が見えたときは、ふつうにプリングルズの2つの筒が並んでいるだけだが、徐々に近づいて、そして離れるにつれて、筒の中を”透視”できるようになる。
これで、筒の高さは低くなったが、内容量に違いがないことをわかりやすく”証拠”として伝えることができるのだ。
なるほど、これはおもしろい。
こうした変化を体感することで、強い印象を与えることができる。
また、話題になれば、どんな広告なのだろう?と、こうして自分みたいに見にくる人などもいるだろうから、広告としての効果は、さらに大きくなるだろう。
広告に近づいてよく見ると、”透視写真”には加工がされていて、見る方向から違った像が見えるようになっていることがわかる。
この広告が展開されている付近は、地下歩道への出入り口や店舗などがなく壁が続いているので、巨大な広告展開がしやすいようだ。今回のプリングルズだけでなく、これまでも、なかなか興味深い広告が展開されることが多い。
ちょっと前に、スマホに近づけると音楽のプレイリストが表示されるキーホルダーを配布していたのも、ここだった。
そのさらに奥では、”9割”という文字が共通する本を紹介する広告があった。往来の激しい通路での広告だけに、いかに気にしてもらえるかが勝負だということが、こうした広告からよくわかっておもしろい。