3164 映画「沈まぬ太陽」を視聴

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映画「沈まぬ太陽」がテレビで放映されていたので、録画して、今日見た。

見終わって、それを強く考えさせられたのは…

「会社とは、組織とは、いったい何だろうか?」

…ということだった。 会社や組織のために尽くしても、それに応えてくれるかどうかはわからない。

会社のためを思い、組織のためを思って起こした行動が、会社から評価されず、会社から敵視された結果、“現代の流刑”とも言える8年もの海外勤務を強制された主人公が、日本に帰国後発生した、航空機墜落事故のお世話係、遺族係へと回され、職務に尽力する…。

自分にとって、本当に大事なこととは何であろうか? 譲れないこととは何であろうか?

そうしたことを意識することは、まずないが、それを意識する瞬間こそが、その人間の本性が最もよく現れる瞬間でもある。

しかし…

「この物語はフィクションであり、登場する会社や組織は、すべて架空のものです」…とはいうものの、至るところで実在する会社や組織、実際のエピソードを思い起こさせるため、“フィクション”とは思えない。

で、いろいろ調べてみる。

映画で登場する人物と、モデルとなった実在する人物とは、どうやら似ても似つかぬ違いがあるようだ。英雄的に扱われている主人公でさえ、実際はいろいろと問題があったともいう話が見つかった。物語に登場するエピソードも、事実とまったく異なっていたり、そもそも存在しないなんていうエピソードも多いらしい。

見終わった直後感想と、しばらくいろいろと調べた後の感想では、この映画に対するイメージが、大きく異なるという、なんだか不思議な感覚を覚えた。

Posted by ろん