7550 「涼 ―夏を楽しむ― 現代日本画展」

好きだった夏が、嫌いな季節になっていったのは、いつくらいからだろう。少なくとも小学生のころは、もっとも好きな季節だったのは間違いない。
7月のうちに、できるかぎりの宿題を終えるようにしていたこともあって、8月は思う存分遊んでいたように記憶している。
それが年齢を重ねるごとに、夏の楽しみより、しんどさが上回るようになってきたような気がする。
郷さくら美術館で開催中の「涼 ―夏を楽しむ― 現代日本画展」では、夏の涼しさや楽しさを感じさせる作品を紹介している。

野地美樹子《Uneri》(左隻)は、鳴門の海を描いたという。この作品の解説には「それは流転しながら大きなうねりとして現れ、関わる様々な人々へと連鎖して行く。一人の素朴な人生の中でも紆余曲折があるように。」とあって考えさせられた。

林潤一《緑林》は、白神山地のブナ林を描いた作品だそう。こういったところだったら、夏でも過ごしやすそう。
岩手の母方の実家を思い出す。そうだ、夏休みに遊びに行っていたころは、夏が好きだったのだ。

