7525 渋谷駅新南改札移転
先週7月21日、JR渋谷駅の新南改札が移設されたという。
この新南改札は、かつて埼京線渋谷駅が南側にずれて設置されていた時代から、長らく開設されていた。
“南渋谷駅”と揶揄されるほど遠かった、埼京線ホームが、山手線ホームのすぐ隣に移設されたのが、2020年6月。
それから、新南改札までの通路として存続していたが、今回、2018年開業の「渋谷ストリーム」と、昨年末開業の「渋谷サクラステージ」を結ぶデッキに接続するかたちで、新南改札が移設されたのだ。
埼京線ホームと山手線ホームのそれぞれに、新南改札に向かうエスカレータが設置された。
しばらく改札口で、利用者の状況を見ていたが、他の渋谷駅の改札と比べたら、かなりこぢんまりとしている。
でも、時間を追うごとにお客さんは増えていくのがよく分かった。
改札口付近は最低限の機能だけが用意された感じで、周囲の工事は続いている。
改札口を出て左が、旧東横線渋谷駅のあった渋谷ストリーム側で、ここに来るにはずいぶん長い距離を歩かされたが、移設された新南改札からだと、あっという間に来られる。
なんだか不思議な感じ。
そして、改札口右が、渋谷サクラステージ(Shibuya Sakura Stage)に出る。
こちらは、以前は、そもそも来ること自体ほとんどない場所だった。
新しくできたという地下通路に行くため、エスカレータを降りていく。
ふと見上げてみると、ひと昔前に想像した”未来感”みたいに思える景色があった。
新南改札と同じタイミングで地下通路が開通している。
自分はそれほど利用することはないかもしれないが、Shibuya Sakura Stageと渋谷フクラスが直結されるので、回遊性が高まることになる。
ふたたび戻って地上に出て、Shibuya Sakura Stageに沿って歩く。
かつてこのあたりは古くて小さな雑居ビルが立ち並んでいたなんて、ちょっと信じられないほどの変わりよう。
変わった意匠の階段やオブジェなど気になるものも多いが、外を歩いても暑くないときにまたじっくり見たいものだ。
以前まであった、旧新南改札に歩くが、やけに遠い。
こんなに遠くだったっけ?と思うほど。
”南渋谷駅”と揶揄されたのもわかる気がする。
旧新南改札の入口は、新南改札配転したという大きな注意書きが掲げてあって、立入禁止のような威圧感があるが、扉を開けば中に入れる。エスカレーターも含めて”駅の機能”があった場所はことごとく仮囲いされている。
もちろん、入口にあった「JR渋谷駅」の文字も取り外されている。
しばらく地上を歩いて、ふたたび、渋谷ストリームを通って東口にやってきた。
めったに来ないので、細かな変化はわからないが、こちらも大きく変化している。
先日オープンした、渋谷アクシュも見える。
本当はこのあたりも歩いてみようと思ったが、例によって時間切れ。
それを目の当たりに、そして体感できることは、貴重な経験なのかもしれない。