5992 緊急事態宣言発令2日目
在宅勤務が続くようになってから、昼食の時間が後ろにずれがちになった。
それでも以前多忙だったときのように、昼食抜きという事態はなくなって、なんとか1時間は確保できるようになっている。
昼食中、午後のワイドショーを見てしまうのだけど、その内容は、当然、新型コロナウイルスのことばかりだ。
そして、話題の中心は、民間商業施設に対する休業要請を検討する東京都と、それに反対する国とそれ以外の府県の対立についてだった。
外出自粛を呼びかける一方で、商業施設の営業を続けさせるのは、とても矛盾しているが、休業要請をすれば、当然、経済的な支援や補償を求める声が上がるのは確実なことから、東京都以外は後ろ向きなのだ。
人々の接触を極限まで減らすための緊急事態宣言なのに、お店が開いてるという矛盾は、どう説明するのだろう…とか、一刻の猶予も許さない“緊急”なのにその後の対応が、ちっとも緊急でないとも言われてたりしている。
でも、実際に休業させることの痛みは相当なものであろうことは、察するにあまりある。
営業ができなくなってしまえば、倒産や解雇が進むことは確実だ。
生活ができなくなる人も大勢増えるに違いない。
こうなると、縁起でもないが、“新型コロナウイルスで命を落とすか”、“経済的に追い詰められて命を落とすか”…という究極の選択をさせられているのかもしれないと思うと、軽々に発言できないと思う。