5186 ”ライトツナ”からの”ジャック”
食べ物で「ライト」といって思い出すのは、調理時の油を使ってないとか少なめ…といった印象を受けるし、実際そういうものだと思う。
缶詰に書かれているこれもそうだと思った。
先日、おじゃことの会話で、実はそうではないということを知った。
あらためて調べてみると、まず、ライトツナというのは、元の魚の種類を指すということだった。
その魚とは、きはだまぐろ、かつお、めばちまぐろの3種類とのこと。
まぁ知ったところで、なんてことはないのだけど、なんだか面白い。
さらに気になることがあった。
今回のことを調べた缶詰メーカーいなばのサイトに書かれていた、それぞれの魚の英語名だ。
キハダマグロ=Yellowfin(黄色いヒレ)
メバチマグロ=Big-eye(大きい目?)
カツオ=Skipjack(跳ねる”ジャック”)
キハダ(黄肌)マグロにしても、メバチ(目鉢)マグロにしても、日本名と英語名の由来が似通っているのが、すごく興味深い。
一方、カツオの名前は独特だ。カツオの跳ねる習性が語源の一部になっているようだが、ジャック…って?
さらに調べてみると、ジャックという言葉…英語圏でのごくありふれた人名らしく、その影響でさまざまな言葉に使われているようだ。
こちらのサイトに載っていた言葉を引用させてもらうと…。
ジャックナイフ(折りたたみナイフのアレ)
ジャケット(羽織るアレ)
ハイジャック(飛行機を乗っ取るアレ)
ジャッキ(車を持ち上げるアレ)
テレホンジャック(電話の接続端子のアレ)
ユニオンジャック(イギリスの国旗のアレ)
…などなど、さまざまなジャックがあり、カツオのジャックもそのうちのひとつなのかもしれない。
ライトツナを考えていたら、ジャックにたどり着いてしまった。
こういうのを考えるのって、けっこう楽しい。