4502 変わるネットオークション
先日、久しぶりに、ネットオークション(ヤフオク)で、ある商品を落札した。
落札後、出品者とのやりとりのための「取引ナビ」というもので、支払方法や送料、送付先などの連絡を取り合う。
しかし、この「取引ナビ」が、「取引ナビ(ベータ版)」というものに変わっていたことに気づいた。
単に見やすくなったとか、操作しやすくなったのか…と思ったら、全然違ってビックリした。
なんと、最後まで、出品者と"会話"する必要がなくなっていたのだ。
振り返れば、最初のころの、Yahoo!オークション(現ヤフオク)では、落札者と落札価格を決定することくらいしか機能がなく、落札者が決定したら、あとは、個人メールアドレスを連絡し合って、完全に個人間取引になっていたように記憶している。
今から考えると、なんだかのどかな感じすらする。
その後、直接のメールアドレスの交換を不要にする「取引ナビ」という機能が加わったものの、落札者は出品者と直接会話するという作業は残っていた。
はじめまして…○○と申します。
短い間ですが、取引終了までよろしくお願いします。
ずいぶん長いこと、こんなやりとりをしながら、取引していた。
それが、今回、クリックするだけ、文字入力すらしないまま、取引が終了してしまったのだから、驚いた。
出品者に業者も増えているし、牧歌的な取引は、完全に過去のものになりつつある。
楽になっていいのだけど、ちょっと寂しい感じもした。