4380 千葉の大平原を散策
約一年ぶりに、千葉県勝浦市に向かった。
先日、首都高速中央環状品川線が開通したばかりで、去年と比べると、海ほたるまでは、かなりの時間短縮になった。
タモリ倶楽部でも紹介していた車両基地を見つつ…

ふだん車に乗らないので、見慣れた景色もなんだか新鮮に見える。
羽田空港を通り過ぎて…
東京湾アクアラインへ…


混雑する海ほたるで少し休んだあと、前回寄り道したものの、時間がなくて断念したこと干潟へ行ってみることにした。
木更津金田インターチェンジから、数分のところ。

入口がしっかりと施錠されているので、一瞬入るのを躊躇わせるが、散策のことが書かれた案内板があるので、安心して内部に入ることができた。

とにかくだだっ広い。
遊歩道は幅が広く歩きやすいが、場所によってはぬかるんで、行く手を阻んでいるようだった。


ここが千葉県の東京湾沿いであることを忘れさせてしまうくらいの、光景が広がっていた。
アシの隙間から池が見えたり、謎のコンクリート構造物があったりと、よくよく見ると風景は一様ではない。調べると、いろいろ見つかりそうだ。

さらに先を行くと、アシは姿を消し、干潟に出た。海岸線が見えないくらい多くにある。

非日常空間だ。

来た道をちょっとだけ戻り、そこから人がひとり通れるくらいの幅しかない、細い道を進んでいく。その先に小高い山があった。

小高い山を上がってみると、そこには無数の鳥が集まっていた。あとで調べてみると、カワウだった。

カワウたちは人間に邪魔されることなく、思い思いに過ごしているようだ。
次々と、非日常的な空間が表れて、驚きの連続だった。
浸透実験池と呼ばれるこの場所は、けっこう有名な場所らしい。


ときどき、飛行機に混じって大きな鳥が通り過ぎるが、よく見ればカワウで、営巣地に向かっていることがわかる。 歩いていたら、骨を見つけたが、いったい何の骨だろう。

歩いているうちにいろいろ見えてきたが、見慣れないモノばかり。

気になるコンクリート構造物。 ちょっと上がってみようと思ってたら、陸側に上がれそうなはしごがあった。

かなり狭いが、楽に上ることができた。海寄りの先端に向かってみる。
パイプがあったことから、おそらく海水を汲み取るのかな…とも思えるが、それだけにしてはずいぶんと複雑な形をしている。

遠くに工場の建ち並ぶシルエットが見えた。
方角的には、おそらく君津の製鉄所だろうか?
高炉らしきものも見える。
それにしても、このコンクリート構造物は何の目的で作られたのだろう?

まさかあのような光景を目の当たりにできるなんて、ここを入るときには想像もできなかった。
この置かれてる椅子はなんだろう…?

こんな光景のすぐ近くには、巨大な道路や巨大なアウトレットモールがあるわけで、なんだか不思議な気分になる。
