[社会の窓]置かれたぬいぐるみ
今日は台風が近づいているということで、東京も午後から雨が降るという予報が出ていた。
そういうこともあって、午前中にいろいろと用事を済ませるべく、朝から自転車で出掛けてきた。
走り慣れた道を進んで行くと、ふと見慣れない、“何か”が気になった。
そのまま通り過ぎてしまっても良かったが、それが何だったのか?気になって、自転車を止め、折り返し戻ってみた。
そこは、印刷か出版関係の作業場らしき建物の前だった。
スロープになっている地面に対して、道路と並行に敷いた台が置かれ、その真ん中に、ちんまりと、クマのぬいぐるみが座っていた。
この作業場の人が置いたのか? 道路に落ちてたぬいぐるみを、誰かが置いたのか…?
人形や ぬいぐるみが落ちていると、つい、このようにしてしまいたくなるのは、理解できる。
問題はそのあとだ。
とりあえず、そうしておくのは良いとして、置かれた側として、このぬいぐるみはどうすればいいのか?
持ち主だったらまだしも、そうじゃないとすると、ちょっと困ると思う。
供養…っていうのも、なんか変だし。
これまであまり気にしてこなかったけど、一度気になり出すと、けっこう気になる。