3209 会社の引っ越し
勤務先が引っ越しのために、今日は慌ただしい1日だった。
自宅の引っ越しよりも会社の引っ越しの方が多いので、ある種の慣れみたいなものはあるが、慌ただしさのせいか、それ以上に席替えが多く自分の荷物を片付ける機会がやたら多いせいか、この場所を離れるという、感慨のようなものがほとんど感じられなかった。
もう二度とこのビルには来る機会はないし、ビルから見る景色も二度と見ることはないのに。
それは、それほどの思い出や思い入れがないからなのかもしれない。
でも、考えてみたら、過ごしてきた時間は、寝ている時間を除けば、自宅にいるよりも長いかもしれないのに、思い出や思い入れがないというのは、たとえ仕事であろうと、あまりに寂しいことかもしれない。
実は、会社の引っ越しのたびに毎回感じることなのだ。
今回も、あまり感慨もなく去るところだったが、このビルの21階で震度5強の地震を経験したことが、一番の思い出になってしまった。
今日であの震災から49日。いまだに、このビルのエレベータの一台は故障したままだった。
連休で心機一転、来週から頑張ろう。