2518 中央区右往左往

旅行・見学・イベント

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昨日見た新聞で、東京都中央区主催の「中央区まるごとミュージアム」という企画が行われるのを知った。これは、東京都中央区全体をミュージアム(博物館)に見立てて、さまざまな催し物とそれらを周回するバスや船が運行(運航)されるというものだ。

この企画の中でもっとも気になったのが、日本橋川を航行する船だ。普段ならば決してみることのできない日本橋を川の方から見られるのだから、否が応でも期待は高まる。

予約なしというのもありがたい。注意書きにはこうある。

各船の出発時刻の概ね30分前に乗船券を配布します。乗船券は片道分で、往復または乗り継ぎを希望 される場合は、降船後各船着場で乗船券をお求めください。なお、船が到着した時点で、 ご希望の乗船券の配布が終了している場合もありますので、あらかじめご了承願います。

1時間おきに運航するものの、おそらく希望者は多いだろうから多少待つのも致し方ないとは思っていた。

なんだかイヤな予感
なんだかイヤな予感

乗船場所には11時過ぎごろ到着。さすがに11時半の便は無理だろうが、12時半に出発する船ならば乗ることができると踏んでいた。

まだ、乗船待ちの人の姿はほとんどなく、先頭で待つ中年男性の次に並ぶことができた。でもちょっとイヤな予感がしてきた。そして、係の人の話を聞いてびっくり。

「次は1時半の船になります。乗船券を配布するのは1時頃になるかと思われます…」

えーおかしい。
出発時刻の30分前に配布されるはずなのに、すでに12時半の乗船券がないというのだ。僕らと同様に船を待っていた中年女性たちからも異議の声が上がる。どうやら、ルールに反して乗船券を先に配ってしまったようなのだ。さっきの説明で「1時頃になるかと思われます」という歯切れの悪い表現は、そのせいかもしれない。

怒りが収まらない中年女性は、突然僕らの前に並んでいた男性の前に陣取り「もともと自分が先に来ていただから自分が1番だ」と不可解なことを言い始める。いよいよ雰囲気は悪くなる。係の人も逆ギレ気味だ。まだ時刻は11時半。

はじめはもうちょっと頑張って並んでみてもいいかと思ったが、場の雰囲気の悪さと手際の悪さに、僕もちょっとイライラしてきたので今回は断念した。

バスも満員
バスも満員

その後、無料の巡回バスがあるというので、次はそれに乗車すべく、乗り場に向かう。しばらく待ってやってきたのは、かなり小さなマイクロバスで、補助椅子も含めてほぼ満席。かろうじて1席が座れる状態だったので、おじゃこが座り、僕は腰を少しかがめながら不安定な状態で立ったまま乗ることになった。

巡回バスも突っ込みどころ満載だった。港区の男性職員がマイクで案内をしてくれるのだけれど、用意した原稿をちゃんと読むことができず、まったく要領を得ない沿道の観光案内や、交代のバス運転士が待ち合わせ場所にいないとか、もうボロボロだった。

多少大目に見るとしたら、今回が初めての企画だったということもあるので、次回以降の反省としてほしい。

巡回バスのルートの都合上かなりの時間を掛けて、同じく中央区にある晴海トリトンスクエアにやってきた。

まさに花の絨毯
まさに花の絨毯

「晴海インフィオラータ2008」というイベントを見学。巨大な絵がバラの花びらによって描かれている。どれも作品は凝っているが、花びらと着色した砂という素材生かすデザインを考えるのが一番大変なんじゃないかと思った。とはいうものの、実際にこれを作ってメンテナンスする人たちは大変そうだ。

デザインは難しい
デザインは難しい
メンテナンスも大変
メンテナンスも大変

ということで、中央区を右往左往した一日だった。

Posted by ろん