1589 「植物画世界の至宝展」とか…

定点観察

 今日は久しぶりに美術館に行ってきた。
 向かった、東京藝術大学大学美術館は上野駅から10分くらい。結構歩く。「植物画世界の至宝展」というのを見てきた。
 植物は古くから絵画の対象として描かれているが、写真が登場する前、精密な植物画は植物の記録として、科学的にも重要な役割を果たしてきたらしい。古くは16世紀の木版挿絵から現代に至るまで、体系立てて紹介されている。
 何世紀も前から、植物を紹介する図鑑が存在することだけでもすごいのに、その美しさ精密さには驚かされる。そんな中にも、作者ごとに微妙なタッチというか癖が垣間見えるのも興味深い。

 美術館を出て上野動物園、西郷隆盛像の前を通る。
 西郷隆盛の像をまじまじと見るのは、初めてかもしれない。記念写真を撮っている人も入るにはいたが、それよりも、像の前のベンチで、のんびりくつろいでいる人の方が圧倒的に多かったのが印象的だった。
 しばらく歩いて、上野広小路駅へ。今日こうして上野近辺に来ることがわかっていたので、先日のスタンプラリーでは、上野近辺にある上野広小路、仲御徒町、稲荷町は、あえて降りずに、今日各駅を歩いて回ることにしていた。
 距離が比較的短かったせいか、これといって特筆すべきネタが見つからず…

 ふたたび上野駅に戻り列車に乗り込む。今度の発車は低いホームからのようで、急いでホームに向かう。ふと見ると、最後尾の扉がふさがれている。荷物用の場所として確保されているようだ。かつては荷物専用列車もあったくらい、荷物輸送の需要はあったが、最近では、メインはトラック輸送に移って、列車による輸送はほとんど行われていないと思っていたが、こんな感じで今でも新聞なんかが運ばれているようだ。いつも利用している人にしてみたら、なんてことない光景だろうけど、「荷物用」と書かれた横断幕は、車内に結構な威圧感があった。


ごく普通の列車ですが…

ここからは乗れません

ここは荷物専用ってこと

Posted by ろん