1257 この前の日曜日の夜

定点観察

「龍的思考回路」というサイトでは、いくつか決められたガイドラインがあって、それ基づいて書かれていることはあまり知られてない…というか、あまり教えていないんだけど。その中のひとつに「人の生死に関わるような事件や事故は取り上げない」というものがある。でも二番搾りなので、少し書くことにしよう。結論から言えばこの事件では当事者だけが怪我をしただけで済んだので、こんなに大げさに書くこともなかったのだけど。この前の日曜日もう夜も更けてきた23時頃だったか、聞いたことのないような、とても長い電車の警笛が聞こえてきた。変だなと思って線路の方を見たけど、特に何もなかったので、そのままでいた。その後1時間くらい経ってから、何気なくJR東日本のサイトを見たら人身事故で止まっているというではないか。すぐ近所ということもあるので、ちょっと見てくることにした。現場は線路をまたぐ陸橋の上で、現場の様子から見ると、どうやら陸橋から線路に転落したような感じだ。付近には消防車が数台並んでいて、救急車の姿も見える。事故の当事者はまだ収容されていないようだった。しばらくすると線路から陸橋に当事者が担架に乗せられて上がってきた。金髪の若い男性。話もできるくらい比較的元気な様子。携帯電話をなくしたと言っているみたいで、警察や消防の人たちが線路付近を探していた。僕も含めた野次馬が十数人程度それを見守る。こんなときは、知らないもの同士でも、気軽に話ができるようで、ここではほぼ最初から現場に居合わせたじいさんを取り囲むように野次馬(若者たちが多かった)が、じいさんから事故の様子を聞いている。事故の当事者が比較的元気だったということもあり、病院に搬送されるくらいには現場は解散となった。(2004.7.8)

Posted by ろん