1242 証言

定点観察

和歌山カレー毒物混入事件と言えば、事件発生当時日本中を震撼させた。カレーに対してちょっとした恐怖心も感じた人も多いのではないか。死刑判決を受けて先日、控訴審が始まった。裁判の開始以来黙秘を続けていた被告が、初めて事件について語ったとのこと。それにしても、数年も経った事件に関する証言なんてどれだけ意味があるのだろうか?何でもない普通の一日のことなんて、何年も経ってしまえば誰だって記憶は薄れてくるものだろう。そりゃ緊張するような出来事…殺人とか…でもあれば、記憶は鮮明だろうが、何もやっていない一日のことなんて、鮮明に覚えているはずはない…と思う。そういう点については、裁判所はどういう判断をするのだろう。(2004.6.22)

Posted by ろん