1117 命名権売却

定点観察

近鉄の命名権を売却するという話は、結局流れてしまった。年間30億円の赤字を出してしまうというのは驚きだったが、他球団の反応の方も驚きだった。そこまで反発するのは何でだろう?あまりに突飛なアイディアだったからか?まぁ確かに考えてみればすごい話だ。名前だけを貸し出し、経営には携わらせない。なんだか中途半端さは否めない。球団が経営にプラスになっていないというのであれば、思い切って球団そのものを売却してしまえばいいのにと思う。本拠地の大阪ドームは近鉄電車では直接行くことはできないので、西武や阪神のように球場への観客輸送で貢献するでもないし、関連する百貨店は店舗数がそう多くないので直接売上には結びにくそう…。経営権を手放すのは惜しいけど、命名権ならば手放してもいいか…という結果が、今回の発端だったのだろう。経営的視点からすれば発想は悪くないけど、どこかファンをないがしろにしているような気がしてしまう。名称が変わることで球団を持つという責任があいまいになってしまうような気がしてならないからだ。日本ハムは、新しい本拠地を作り新庄を呼ぶことで活路を見出した。近鉄もなんとか復活して欲しいと思う。

Posted by ろん