1039 心に残る追伸

定点観察

手紙でも本文よりも、追伸の言葉が心に残るということがあるが、テレビCMでも、あたかもそれを狙ったかのような?やけに印象に残っていることがある。古くは、亀屋万年堂の当時の王選手が出ていた「ナボナはお菓子のホームラン王です」という言葉に続けて、「森の詩もよろしく」というフレーズは、「ホームラン王」と異常なまでに持ち上げているナボナと比べて、付け足しのような、はるかに軽い扱いながらも、その印象は非常に大きい。売れ行きはどうだったんだろう?◆最近、妙に気になるのが、雑誌「週刊テレビガイド」のCM。以前はタモリだったが、いまは中川家が出演している。このCMの最後には、タモリの時も中川家のときも、必ず出演者の声で、「明日、発売!」と言う。そう言うからには、発売日の前日にしか流れないCMということはよくわかる。たぶんこれが一番言いたいことなんだろうけど、こうして記憶に残るってことは、効果ありってことかな?◆森永のお菓子「小枝」は、その形状が木の小枝に似ていることから名付けられたのであろうが、CMの終わりに「高原の小枝を大切に」という一言。お菓子とはなんら関係ない言葉を、CMの最後に挿入するのはなぜなんだろう・・・?

Posted by ろん