1031 補欠選挙

定点観察

埼玉県の参議院補欠選挙の投票率を聞いて驚いた。わずか27.52%だったという。これでも史上最低の投票率ではないというのだから、さらに驚く。自民党系の候補者と民主党系の候補者とが接戦なり、わずか1万数千票の差で、自民党系の立候補者が当選したという。でも、この選んだ人たちは、有権者数の3分の1以下しかいない。つまり、こんな状況で選ばれた立候補者は、こんな投票してくれた「わずかな人たち」によって選ばれたことになる。わずかな人たちが特定されないうちは、まだいいが、特定されてくると、彼らの意見さえ聞いていればよいことになるし、場合によっては買収するのも考えられる。似たようなことは先日テレビ局でもあったな。何も組織票を批判しているのではない。組織票だって、自分たちの生活を向上させるための重要な活動のひとつだとは思う。ただし、彼らばかりに、国政を預けなければ理由はないわけで、もう少し、無党派層と呼ばれる人たちの結集をして、自分たちの意見が通るような世の中になって欲しい。

Posted by ろん