950 相互乗り入れ清算の不思議

定点観察

ふと思った鉄道ネタ。地下鉄と郊外を結ぶ鉄道との相互乗り入れは首都圏をはじめ多くの都市で行われている。この相互乗り入れの清算は、他社の車両を使い自分の線路で商売させてもらっているということから、他社の車両を使わせてもらった分の費用を負担することになる。でもそれは清算が面倒なので、たいていの場合は、双方の車両がちょうど同じ距離になるように調整しているとのこと。◆で、今日気になったのは、その車両の”種類”はどこまで考慮されているのだろうか?という点だ。最新型の車両の場合、使用する電気代はかなり少なく済むように作られているわけだから、乗り入れ先の鉄道会社にしてみたら、これまでより電気を食わない車両を使わせてもらうことができる。一方、車両を提供している側は、せっかく最新型の車両を作っても、自社の線路ではなく他社の線路で出稼ぎをしている状態になってしまうわけだ。さて、この清算はどうするんだろう?もし、特に考慮されていないのだとすると、省エネ車両をたくさん持つ鉄道会社は、かなり損しているような気がするのだけど、どうだろう?

Posted by ろん