671 カルチャーショック

定点観察

来月より耳の不自由な方が部署に配属になるということになり、簡単な手話を習った。その中で、「ろう文化」という言葉を初めて聞いた。世界中にその土地の文化があるように、ろうにも文化があり、健常者にももちろん文化というものがある。その文化をお互いが尊重することが大事だと。相手に向かって人差し指を差すということは、ろうの世界では相手を特定する意味で、むしろ普通のことであるとか、机をたたいたり相手の肩をたたくというのも、同様によくあることなんていうのも、言われてみれば、「そうか」と思わせることばかりだった。そしてもっとも、興味深かったのが、表情の大切さということ。表情は手話でやりとりする上で重要な意味を持つという。今まで、手話で会話をする人を間近できちんと見たこともなかったのでわからなかったし、手話を見る機会って「NHK手話ニュース」くらいしかなかったので、表情が大事ということがわかりづらかった。今日講師をされた方の表情の豊かさに、軽いショックを受けた。まさにこれがカルチャーショックだったのかもしれない。で、手話はまだまだ覚えられていないけれど、少しずつ理解できたらいいなと思う。

Posted by ろん