489 追い風と向かい風
今朝は風が強かった。
自転車に乗るときの向かい風は、身体にこたえる。
急いで目的地に向かおうとするときには、さらにつらいもの。
幼いころ「向かい風は多いけどそれに比べて、追い風は少ない」ような気がしてならなかった。
実際、回数を数えたこともあったが、数字の上からも間違いなかったから、一時期は本気でそう思ったものだ。
時が経ち、改めて考えてみれば、なんのことはない、追い風というものはなかなか気付きにくいだけで、向かい風はそれがたとえ小さくとも身体に感じることができる・・・というだけのことだったのだ。
これって、幸運・不運、ツイてる・ツイてない…と同じことなんだろうな、と思うと、いろいろ大変なことがあっても、少し気分が楽になる。
幸運というものは小さなものは気づきにくく、不運というのは小さくともすぐに感じるものなんだろうな。