787 コロンビア号

定点観察

ぼくが宇宙に興味を持ったきっかけは、はっきり覚えている。スペースシャトル「コロンビア号」の初飛行だった。これまでのロケットのように使い捨てではなく、何度でも宇宙を行ったり来たりできる・・・子供でも、その経済性というか、効率の良さがわかるくらい、すばらしい宇宙船に見えた。そう遠い将来ではなく、海外旅行と同じような感覚で、宇宙に行けるようになるのかなと、本気で思わせるような存在だった。いまでも、実家の自分の部屋だった場所には、コロムビア号の大きなポスターが貼ってある。◆コロンビア号の初飛行が、1981年というから、もう22年も前のことになるのか・・・まさか、22年後にこのような悲劇が待っていたとは・・・2月1日夜。そろそろ日付が変わろうとしている時刻だった。いつもだったら、「ブロードキャスター」を見終えて、そろそろ眠くなる時間。珍しく、そのままテレビを見ていたら、ニュース速報のテロップが・・・◆チャレンジャー号の事故の時もそうだったが、この事故をきっかけにして、宇宙開発を止めてはいけない。もしも亡くなった人のことを考えるのならば、なおさらだ。亡くなった人たちのためにも、引き続き宇宙への関心を失ってはいけないと思う。

Posted by ろん