173 有名人の訃報を聞いて

定点観察

 最近、有名人が亡くなるニュースを聞く。僕にとって、身近な人ではないのだけど、亡くなれば亡くなったで、なんだか不思議な感じがするものだ。 なんて言ったらいいのかな、僕の意識の中では、最初から、ジャイアント馬場は、あんなどことなく "まったりした感じ" だったし、山岡久乃も、昔からお母さん役だった。ジャイアント馬場だって、山岡久乃だって、人間なんだし、年を取るのだ。森繁久彌だって、いつまでも葬式に出続けるわけではないのだ。なぜか、自分の周囲の人たちって、なぜか、いつまでも年を取らずに、いつまでもい続けるような気がしてしまう。

 …っていうことは、自分の身近な人にも言えるわけで、両親だって確実に年を取っているのだ。そういえば、父の定年が、そう遠い将来でないという事実に、軽いショックを感じた記憶がある。

Posted by ろん