8149 展覧会「長沢蘆雪」

今日は午後から伯母の介護にかかわる作業をすることにして、午前中は先日訪問直前で鑑賞を断念した展覧会「長沢蘆雪」へ行くことにした。
美術館に途中でバス停に長い行列ができていたので、なんだろう?と思いつつ…
今日はあいにくに雨だし、平日なら展覧会も空いているかと思ったが、入口に行列ができていてビックリ。
さっきの行列は、展覧会から帰りの人たちだったのだ。
でも、少し並んだ程度で入館することができた。
展覧会会場周辺の一部のパネル等以外、残念ながら、一切の写真撮影が不可だった。
長沢蘆雪という絵師が、これほどの人気を博すようになったのは比較的最近のことだという。
美術的・学術的な評価の変遷と、現代の世間一般が抱く、このある種の”熱狂”とのギャップを興味深く感じながら鑑賞する。
冒頭では、師匠である円山応挙との比較を紹介している。
師匠と弟子という視点で作品を観たのは初めてだったが、かなり“似せている”ことに驚かされるし、きっと師匠以上の自分なりの世界を描こうとしたのではないかと思えた。
特に《猛虎図》は、紹介されていたとおり、それぞれの特徴が表れていて見応えがあった。
もちろん応挙の作品も素晴らしいのだけど、毛並みの細やかさは応挙以上の仕上がりだった。
大別すると、蘆雪の絵には、師匠の円山応挙風の細密繊細な非常に高い技巧を必要とするスタイルと、ゆるゆるで力の抜けたラフなスタイルの、二つの描き方があるそう。
その“振り幅の広さ”は、そのまま彼の魅力でもある。
猛虎図のような、いまにも飛び出しそうな、迫力ある虎を描く一方、なめくじとかゴボウ、じゃれあう子犬なんかまで描いてしまう。
なにを描きたかったのだろうと、蘆雪の思いを想像するのも楽しい。






