8145 迎賓館赤坂離宮
四ツ谷駅から歩いて数分。
日本唯一と言われるネオ・バロック様式の宮殿、迎賓館赤坂離宮へ。
1909年(明治42年)に当時の日本の建築・美術・工芸の総力を結集して建てられたここは、現在、国宝に指定されている。
主要国首脳会議などの国際舞台として使われており、昨年も日米首脳会談の場となったことは記憶に新しい。
今回はふだん未公開区域の特別公開などもあり、混雑を予想していたが、手荷物検査で少し並んだ程度で、館内は比較的ゆったりと鑑賞することができた。
館内は一切の撮影が禁止されているため、目に焼き付けた各部屋の印象を、記憶が鮮明なうちに書き留めておく。
まずは、表敬訪問や首脳会談が行われる、館内で最も格式高い「朝日の間」。天井には朝日を背に香車を走らせる女神が描かれ、その四方ではライオンが鋭い眼差しでこちらを凝視している。その威厳に圧倒される空間だ。
華やかな演出が目を引くのが「彩鸞(さいらん)の間」。巨大な鏡が向かい合わせに配置され、部屋が永遠に続いているかのような錯覚に陥る。壁面には鎧、兜、刀、弓矢といった武具のモチーフが細やかに施されていた。
晩餐会の舞台となる「花鳥の間」は、他の部屋と違って、ひときわ重厚な空気が漂う。渡辺省亭による七宝焼の鳥たちが壁を彩り、天井にはイノシシやシカといったジビエが描かれている。ここが晩餐会の場所ということで「食材」としての鳥獣をモチーフにしている。
かつて舞踏室と呼ばれた「羽衣の間」は、オーケストラボックスを備えた優雅な空間だ。館内最大のシャンデリアがあるというが、どの部屋の灯りもあまりに立派すぎて、正直なところ違いがわからなくなってしまうほどだった。
そして最後に見学したのが、通常は非公開となっている「東の間」だ。
他の広大な部屋に比べると小ぶりだが、雰囲気は一変。ピラミッドやヤシの木といったオリエンタルな意匠が施され、かつて「エジプトの間」と呼ばれていたのも頷ける。大きなステンドグラスが、他の部屋にはない独特の神秘的な空気を作り出していた。現在は歓迎行事の控室として使われているそうだが、なぜここが普段は未公開なのだろう?
庭園も散策したが、あいにくの天気と寒さもあり、少々駆け足の帰路となった。
写真という記録に残せないのは、ちょっと残念。
今日から公開を開始した資料展示室も鑑賞。

鑑賞後、少し歩き疲れたところで、眼の前にあった迎賓館赤坂離宮前休憩所へ。
地下に降りると、大きな休憩所があって、軽い食事などもできるようになっていた。
もともと、それほど来たことはなかったが、こんな施設があったなんて知らなかった。調べてみると、数年前にはできていたみたい。
今日は比較的空いていたせいか、すぐに席も確保できて、フレンチトーストなどをいただく。







