8103 将来のこと
おとといの新年会でも話したが、少し前から考えていたことがある。
特に、11月末に伯母が倒れてからは、そのことをより切実に考えるようになった。
それは、自分に残された「健康寿命」のことだ。
以前の自分は、定年を過ぎても嘱託として働き続けることを、漠然と考えていた。
だが、もし仮に60歳まで働いたとしたらどうだろう。男性の平均健康寿命を考えれば、その先に残された時間は、たったの5年ほどしかないことになる。
もちろん、生きていくための糧は必要だ。
しかし、自分を犠牲にして得られるものが、長く働くことによって得られる報酬と見合っているのだろうか。
自由が効かなくなる時は、誰にでも必ず訪れる。それがわかっているのであれば、もっと早いタイミングで引退の決断をすることも、選択肢に入れて良いのではないか。
最近は、そう思うようになった。
この考えを口にすると、よく聞かれるのが「やめてどうするのか」という問いだ。
確かに仕事を辞めれば、これまでにないほどの自由な時間が増える。おそらく、時間を持て余すこともあるだろう。
「そんな時間で具体的にやりたいことは何か」と問われても、今の段階で、はっきりと答えられるものは正直言って何もない。
ただ、自分が希望しているのは「思いついたときに、思いついたことができる」という環境、そのものなのだ。
そうした自由を享受できるのは、できるだけ年齢を重ねないうちが良い。その思いは、日に日に強くなっている。
あらためて考えると、人生を振り返ってみても、将来のことをこれほどまでに考えたことはなかった気がする。
迷いも含めて、今こうして自分と向き合っているのは、絶対に大切な時間だと思う。